サーバーメンテナンス時にアラートが出ないよう設定する
サーバーや機器のメンテナンス(例えば、ソフトウェアアップデートやサーバー・機器の移転)などを
やっていて、Zabbixで監視をしているとアラートが出ることがしばしばあります。
アラートの通知先をメールやSlackに設定していると、ピロピロ鳴りまくるんですよね^^;
そこで、サーバーや機器のメンテナスの際は、Zabbixの機能の1つである「メンテナンス」を使用します。
メンテナンスの設定方法は公式ドキュメントにも記載されています。
3.0は英語のマニュアルしかありませんが、
ぱっと見た感じ2.4とほぼ変わらない気もするので敷居が高いと感じる方は
2.4の日本語マニュアルを見ると良いかもしれません。
Zabbix Documentation 3.0 (英語)
10. Maintenance [Zabbix Documentation 3.0]
Zabbix Documentation 2.4 (日本語)
10. メンテナンス [Zabbix Documentation 2.2]
さっそく設定してみる
まず、ZabbixServerの管理画面にアクセスして
「設定」→「メンテナンス」→「メンテナンス期間の作成」の順番にクリックします。
①「名前」にはメンテナンスする内容を一言で記述します。 最近だと OpenSSL の複数の脆弱性に関する注意喚起 というものが出ましたので 「OpenSSL Update」としてます。
②メンテナンス期間は、開始日時と終了日時を記入します。
③「説明」には、今回のメンテナンス内容を細かく書いておくと良いと思います。
④「期間」をクリック
① 「新規」をクリック
①期間のタイプを選択します。 期間のタイプには、下記の4つが選択できます。
- 一度限り
- 毎日
- 毎週
- 毎月
今回は「一度限り」を選択します。
バックアップを取る際に、サービスを止めなければならない場合は「毎日」や「毎週」とかに設定すると良いかなと思います。
②日付はメンテナンスの開始時間を入力します。
今回は、2016-03-07 00:00開始とします。
③メンテナンス期間は開始時間からどのくらいの期間でメンテナンスを終了するかを設定します。
今回は、1時間で設定しているので、メンテナンスの終了時間は2016-03-07 01:00 となります。
④「追加」をクリック
⑤「ホスト&グループ」をクリック
① メンテナンスを行うホストもしくはホストグループを左枠へ持っていく
今回は、ZabbixServerのメンテナンスを行います。
② 追加をクリック
これで、設定は終了です。 メンテナンス期間を毎回入力しておくと、 後で何のメンテナンスを行ったか等リスト化して残せるので便利かなと思います。